6-2:家ができてゆくシステム「総論」 (コストから逆算したプランニング その2/11)

建物予算を初期段階に大掴みするためには、現代でもまずは坪単価から割り出します。けれど重宝するのは初期段階までで、理由はコストダウンに結びつかないからです。

その理由を説明する前にちょっと寄り道して、実際に、家とは物理的にどのように出来上がってゆくのかを分解して整理します。

の、予定でしたが、いきなり脱線して恐縮ですが、構造計画の話をします。

ある建物の構造(骨組み)が安全であるかどうかを確かめる手順は、

(1)その建物に加わる力の大きさと向きを想定して、
(2)想定した力が、建物のどの部分にどれだけ加わるのかを解析して、
(3)各部材・接合部ごとに、力に対して壊れない部材・接合部であることを確認する。

と、3つの段階に分けることができます。

柱や梁などに流れる力の強さを個別に見定めて、部材ごとの強度を適切に選ぶことは、構造計画の最も重要なことがらです。

同様に、ある家(建築)の計画において、そこに投入すべき「人と資材の質と量」を見定めることは、コストから逆算したプランニングのをおこなううえでの一合目で、最も重要です。

それではこれより、「家とは、誰(何)がどのように関わることで、物理的にそのカタチを成してゆくのか?」、その要素を分解して整理してゆきます。一見複雑そうですが、本質はいたってシンプルです。

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